ENIAC(Electronic Numerical Integrator and Computer)は1943年に開発が開始され、ペンシルベニア大学ムーア電気工学部において、ジョン・モークリーとJ・プレスパー・エッカートによって製作されました。
世界初の本格的な電子式(電気機械式ではない)技術を採用していたため、従来のどのコンピュータよりも1,000倍以上高速でした。
ENIACは、パネル間の配線やスイッチによってプログラミングを行い、設置面積は1,000平方フィート以上を占め、約18,000本の真空管を使用し、重量は30トンにも及びました。
また、当時の計算速度としては驚異的な性能を持っており、ENIACが稼働していた10年間に行った計算量は、それまでの人類が歴史上行ってきた計算量のすべてを合わせたものを上回ったとさえ言われています。
1946年に正式発表されると、コンピュータの時代が静かに幕を開けます。このENIACこそ、後の商用コンピュータの礎となる存在でした。
J・プレスパー・エッカート博士

ENIACの系譜と「ユニバック(UNIVAC)」誕生
ENIACを開発したチームはその後、UNIVAC(Universal Automatic Computer)というより実用的なコンピュータの開発へ進みます。これは、世界初の商用コンピュータとして1951年にリリースされ、アメリカ政府機関や大企業に採用されました。UNIVACの製造・販売を手掛けたのが、レミントン・ランド社(Remington Rand)です。後にタイプライターなどで有名なレミントン社と合併し、UNIVAC部門はさらに成長していきます。詳しくは解りませんが今も UNISYS Corporationがペンシスベニアに本社があるのは、ENIACの開発がペンシルベニア大学だったからなんでしょうか?